DIYでコーティングを行う際、綺麗な仕上がりのカギを握るのは「下処理」であることをご存知ですか? 下処理とは、「洗車・鉄粉の除去・脱脂・研磨」といった作業を指します。つまり、コーティング剤塗布前に行う全工程が、仕上がりを左右するほど重要なんです! そんな下処理作業のポイントについて、専門店スタッフが詳しく解説します。

なぜ下処理がそれほど重要なのか?

車が走行する間に、車体には汚れや鳥の糞、虫の死骸、鉄粉などがどうしても付着してしまいます。これらは放っておくうちに、酸化して車体に錆びついてしまい洗車だけでは簡単に取り除くことができなくなってしまいます。

また、水滴が車体に付着したままになることで車体が劣化し、凹んだり塗装に浸食したりする「ウォータースポット」も同様で、車体を磨かないと落とすことができません。

もしこれらの汚れをきちんと処理しないままコーティングしてしまうと、汚れごと全てコーティングしてしまい綺麗に仕上げることができないのです。洗車だけでは落とし切れない汚れをしっかり取り除くために、下処理は重点的に行う必要があるんですね。

下処理の方法

洗車

コーティング前の洗車は、軽い汚れ落としや脱脂、また車の状態を確認しやすくするためのものです。
まずは高圧洗浄機やホースを使って水洗いし、大まかな汚れを落とします。その後、カーシャンプーをしっかり泡立て、泡で汚れを浮かせながら洗っていきましょう。洗い終わったら車を観察し、鉄粉の付着箇所やキズの具合、塗装の状態などを把握します。
下処理すべき箇所をしっかり確認しておきましょう。

鉄粉の除去

鉄粉除去は、鉄粉除去剤や特殊セラミック粘土などを用いて行います。鉄粉が残ったまま研磨作業などに移ってしまうと、車体を傷つける可能性があるためしっかり行いましょう。

鉄粉除去剤は、錆などの酸化箇所を分解し鉄粉を落としやすくするもの。吹きかけてしばらく置いた後水で流し、クロスで拭き取っていきます。完全に鉄粉を落とし切れるわけではありませんが、車体にキズを付けず扱えるため安心です。
頑固な鉄粉相手には、特殊セラミック粘土の出番。使う際は粘土を揉みほぐし、手のひらサイズにしておきます。車体に水を流しながら、優しく一定方向に粘土で撫でていきましょう。

粘土が汚れてきたら折るなどして、綺麗な面で作業を続けます。車体表面のざらつきがなくなったら、鉄粉除去完了です!

研磨

研磨は、塗装面の小さなキズを消して滑らかにし、コーティングの効果を最大限に引き出すために必要な工程です。
コンパウンド(研磨剤)とポリッシャー(研磨用機械)、ポリッシャーに取り付けて使うパフを使用すると綺麗に仕上がります。

コンパウンドには様々な目の粗さが用意されており、数種類揃えておくと便利。
最初は目の細かいもので研磨し、キズの状態に応じてだんだんと目の粗いものに変えていくようにしましょう。コンパウンドを垂らす量は、軽い力でポリッシャーを滑らせることができる程度が目安です。

ポリッシャーは必ず研磨用のものを使いましょう。安価だからと言ってワックスがけ用のポリッシャーを使用すると、用途が違うためかえって車体によくありません。また、慣れないうちは塗装面を傷つけるのを防ぐため、回転数を低回転モードにして使用するのが無難です。

脱脂

コーティングの直前に行うのが脱脂作業です。脱脂作業によって車の塗装部分に付着している油分を取り除かれ、より美しい光沢が生まれます。この作業の有無でコーティングの持続効果も変わってくるため、ぜひひと手間かけて行ってほしい工程です。

脱脂の方法は、脱脂剤を適量クロスに染み込ませて拭き、乾かないうちに綺麗なクロスで拭き上げていくだけ。
およそ50~60センチ四方のブロックごとに作業すると、綺麗に仕上がりますよ。

いかがでしたか? かなり手間がかかるな、という印象かもしれませんが、地道な作業が綺麗な仕上がりを支えていることをお忘れなく!

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